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Q1: ダイビングをするには、ライセンスがいると聞きましたが。
- ダイビングに連れて行ってくれるダイビングサービス(ダイビングショップ)は、基本的には「Çカード」と呼ばれるダイビングのライセンスを持っている人=ダイバー、しか海には連れて行けません。なので、まずはライセンスを取得してダイバーになりましょう!
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Q2: ライセンス不要の「体験ダイビング」とは何ですか?
- ダイビングインストラクターが常に付き添い、浅い海を潜る水中散歩のようなものです。
- 海外のビーチリゾートなどで思い立ってやってみる人が多いようです。
- 『まずはお試し』という方にオススメです。
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Q3: 「PADI」とは何ですか?
- ダイビングのスキルを認定し、Çカードを発行する団体を認定団体と言い、いくつもの認定団体があります。
- PADIは世界で最も大きく有名な認定団体なので、PADIのÇカードを所有していれば、世界中の海で潜ることが出来ると言っていいでしょう。
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Q4: PSDやOWなど種類があるようですが、何が違うのですか?
- Çカードには様々な種類・ランクがあります。詳細は各々の項で紹介しますが、PSDは水深12mまで、OWは水深18mまで、AOWは水深40mまで潜っても良いという認定と覚えておくといいでしょう。
- 人気のダイビングポイントやモルディブなどはAOWの認定者でなければ潜れない場所がありますので、AOWまで取得することをオススメします。
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Q5: Cカードは何日で取得できますか?
- 「安全なダイビングに必要な知識とスキルを身につけること」が講習の目的です。
- よって、どれだけの時間の講習をしたかではなく、知識とスキルがしっかり身に付いたか、をインストラクターは確認します。
- また、勉強に慣れていて体力もある若い人と、そうでない人とでは同じようにいかなくても無理はありません。
- 講習のために費やすことができる時間も人それぞれだと思いますので、受けたいコースやどんなスケジュールで進めていけば良いかなど、インストラクターとしっかり計画を立てていくことをオススメします。
- OW講習で、5~6日は必要と考えておいてください。
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Q6:泳ぎが苦手ですが、ダイバーになれますか?
- 上手に、速く、長距離を泳げる必要はありません。
- 水中ではタンクから空気を吸い息継ぎの心配もありませんので、泳ぎが苦手という人もたくさんの方がダイバーになっています。
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Q7: 講習に必要な物は何になりますか?
- 学科講習では、筆記用具をご用意ください。マーカーペンや付箋などがあれば、より効率よく進められると思います。
- プール講習と海洋実習では水に入りますので、水着とタオルをご用意ください。海洋実習ではサンダルもあったほうが良いです。
- また、PADIのサイト上には、最初に次の7点セット(マスク、フィン、スノーケル、ブーツ、グローブ、スーツ、メッシュバッグ)を揃えておくことが良いと記載してありますが、まずは3点セット(マスク、フィン、スノーケル)で構いませんので、これらを用意しておくことを強くオススメします。
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Q8: 3点セットとは何ですか?
- マスク・・・水中で物を見やすくしてくれます。
- フィン・・・足ヒレ。水面や水中での移動を楽にしてくれます。
- スノーケル・・・水面に顔をつけたまま呼吸が出来るようにしてくれます。
- これらはスノーケリングにも利用できる道具なので、マイ器材として用意しておくことをオススメします。
- レンタルも可能ですが、講習が終わる頃にはレンタル金額が購入金額と変わらなくなるため、どうするかはインストラクターに相談してみてください。
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Q9: ダイビングに必要な器材には、どんなものがありますか?
- マスク→水中で物を見やすくしてくれます。また鼻に水が入るのを防ぎます。
- フィン→足ヒレ。水面や水中での移動を楽にしてくれます。
- スノーケル→水面に顔をつけたまま呼吸が出来るようにしてくれます。
- ブーツ→足の保温、保護に役立ちます。微生物に刺されることからも防いでくれます。
- グローブ→手の保温、保護に役立ちます。冬場専用の厚手のものもあります。
- ウェットスーツ→着用していても身体は濡れます。水着の上から着ますが、水着の上にラッシュガードを着ると着脱が楽になります。
- ドライスーツ→首から上と手首から先以外、身体は濡れないため、服を着たまま着用します。主に水温の低い海で使用します。
- ラッシュガード→水着の上に着用することで保温効果や日焼け予防になります。またウェットスーツの着脱が楽になります。
- メッシュバッグ→器材一式を入れるバッグです。
- BCD→浮力調整を行うジャケットのようなものです。
- レギュレーター→タンクの空気を吸うための器材で、最も重要な器材と言えます。チタン製は丈夫で軽量です。
- 残圧計→タンクに残っている空気の量を示す計器(ゲージ)です。
- コンパス→水中でも方位を知ることが可能です。
- オクトパス→空気を吸うための予備装置です。
- ダイビングコンピューター→ダイビング時間や水深、窒素量などを管理します。腕時計と一体化したものが多いです。
- フロート→水中や水面にいることを知らせる細長い浮きのようなものです。
- ホイッスル→水面で合図を送ります。
- ミラー→水面で合図を送ります。ボート上で身だしなみをチェックすることにも使えます。
- 水中ライト→水中で利用可能な防水ライトです。暗い夜道のお供にも使えます。
- カレントフック→流れの早い水中で身体を固定させます。フックを岩などにかけてロープを自身に固定します。
- ナイフ→絡まった網やロープ、海草などを切断するために使う作業用ナイフ。
- スレート→水中で文章を書いて見せるノートのようなグッズ。
- ウェイト→国内では一つ1.0kg、1.5kg、2.0kgのものが多い。海外では1ポンド(約450g)、2ポンド(約900g)のものなどがあります。基本的にはダイビングサービスが貸してくれるものです。
- ウェイトベルト→ウェイトを付けるためのベルトです。こちらも基本的にはダイビングサービスが貸してくれます。
- タンク→空気を入れるものです。スチール製タンク、アルミ製タンクがあり、ダイビングサービスが貸してくれます。
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Q10: 器材一式を揃えると、いくらくらいかかりますか?
- 快適さや品質にこだわらなければ20万円前後から揃えられますが、上はその4、5倍程度です。
- 一度にすべてを揃える必要はありません。
- 特にこれからダイビングを始めてみようという場合は、まずは3点セット(1万~4万円程度)を用意し、ダイビングを続けていく意志が固まったら、必要だと思ったものから少しずつ揃えていけばいいでしょう。
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Q11: 器材のオーバーホールとは、何ですか?
- レギュレーターや残圧計は、タンク内の空気を吸ったり、タンク内にどれだけの空気が残っているかを示す器材です。
- 生命の維持に最も重要な器材とも言えますので、ほとんどのメーカーにおいて年に一回の点検および消耗品の交換をするオーバーホールを推奨しています。
- オーバーホールを軽く見て、水中で大事故に遭遇してしまっては楽しいはずのダイビングが台無しです。
- オーバーホールは必ず決められた期間で実施しましょう。
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Q12: 年齢制限などは、ありますか?
- 特に上限はありません。定年退職後にダイビングを始めて、80代になっても潜っているという方を見かけることも珍しくありません。
- ただし、45歳以上の方は講習やダイビングの前に医師による診断書をご用意いただく場合もあります。
- 年齢の下限は、成長期における水圧の影響を考慮した10歳です。また未成年者は親権者の同意が必要です。
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Q13: 個人で持っておくと良い安全対策グッズを教えて下さい。
- フロート、ホイッスル、ミラーは必ず携帯しておきましょう。
- 水中ライトも携帯しやすいので、昼間のダイビングでも持っていくことをオススメします。
- ブーツやグローブも身につけるかBCDのポケットに入れておくと良いでしょう。
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Q14: 水中で写真を撮りたいのですが、教えてくれますか?
- 大人数でのダイビング時は、安全管理を優先するためにお受けできませんが、マンツーマンや少人数の時は対応可能です。
- 但し、海況が良くなかったりなど安全管理を優先する必要があると判断した場合は対応できない場合もございますので、予めご了承ください。
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Q15: 水中カメラの貸し出しはありますか?
- 機種や台数に限りはありますが、有料にて貸し出し可能です。
- 希望される方は、事前にご連絡ください。